- 地域: 中南米
- 環境
- 事業開発等金融
2015年3月30日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、27日、ブラジル国立経済社会開発銀行(Banco Nacional de Desenvolvimento Econômico e Social、以下「BNDES」)との間で、総額150百万米ドル(うちJBIC融資分75百万米ドル)を限度とするクレジットライン(事業開発等金融に基づく与信枠)設定に係る貸付契約を締結しました。本件は、株式会社みずほ銀行(幹事行)との協調融資によるものであり、同行の融資部分の一部をJBICが保証します。
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BNDESは、ブラジルにおいて長期事業資金の供与を担う唯一の政府系金融機関であり、ブラジル経済の持続可能な発展の支援をそのミッションに掲げ、再生可能エネルギーを利用する環境関連事業を積極的に支援しています。JBICとBNDESはこれまで、ブラジルの産業投資、輸出振興、インフラ整備事業等に対する融資や技術協力等を通じて約50年にわたり緊密な協力関係を構築しています。
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また、ブラジル政府は、温室効果ガスの排出削減計画を発表しており、中長期環境政策の中心として再生可能エネルギーの導入促進を掲げています。こうした中、本件はブラジルにおける温室効果ガス排出削減に寄与することが期待されるとともに、国際的に高く評価される日本の先進的な環境技術が同国に普及する機会を提供することも期待されます。これは、2013年11月に発表された「攻めの地球温暖化外交戦略」(Actions for Cool Earth:通称「ACE」)にも合致するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした海外の政府系金融機関などとも連携しつつ、様々な金融手法を活かした案件形成や、リスクテイク機能等を通じ、地球環境保全に向けた取り組みを金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2010年4月1日付お知らせをご参照下さい。
- *2 2011年3月28日付 プレスリリースをご参照下さい。
- *3 2014年3月28日付 プレスリリースをご参照下さい。