- 地域: アジア
- その他
- 出資
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本ファンドは、ASEAN諸国等における女性の起業支援を目的として2016年に運用を開始し、7ヶ国計21のMFIsを通じて約23万の女性中小零細事業者を支援してきました。JBICは、2016年9月、住友生命保険相互会社(以下「住友生命」)や国内の機関投資家とともに出資契約を締結済みであり*3、今回最大30百万米ドルを追加出資予定です。追加出資には住友生命等も参加し、ファンド出資総額は約120百万米ドルから241百万米ドルに増額されます。
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住友生命は、中長期的な収益基盤の多様化や企業価値の持続的成長を目的に、マイクロファイナンス等の分野に関心を有していることに加え、近年では、ESG投融資*4を積極的に推進しており、本ファンドへの出資を通じて関連する知見・情報の獲得も企図しています。本出資は、こうした取組を継続的に支援することを通じて本邦企業の国際競争力の維持及び向上に貢献することが期待されます。
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また、JBICは海外の開発金融機関等とともに、女性の社会進出に貢献することを目的とする「The G7 2 X Challenge:Financing for Women」(以下「本イニシアティブ」)に参加しており*5、本イニシアティブは2020年までに30億米ドルの資金動員を目指しています。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、出資機能を含む多様な金融ツールを活用し、日本の産業の国際競争力の維持・向上を積極的に支援していきます。
注釈
- *1
2013年2月26日付お知らせをご参照下さい。
- *2
マイクロファイナンスとは、低所得層を対象に行われる小規模金融のことです。
- *3
2016年9月12日付プレスリリースをご参照下さい。
- *4
ESG投融資では、財務情報に加え、環境(E:Environment)、 社会(S:Social)、ガバナンス(G:Governance)といった非財務情報を考慮します。
- *5
2018年6月11日付プレスリリースをご参照下さい。