- 地域: 中南米
- 環境
- 事業開発等金融
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、9月19日、ブラジル国立経済社会開発銀行(Banco Nacional de Desenvolvimento Econômico e Social、以下「BNDES」)との間で、総額100百万米ドル(うちJBIC融資分50百万米ドル)を限度とするクレジットライン(事業開発等金融に基づく与信枠)を設定しました。本件は、株式会社みずほ銀行(幹事行、以下「みずほ銀行」)及び株式会社佐賀銀行(以下「佐賀銀行」)との協調融資によるものであり、みずほ銀行及び佐賀銀行の融資部分の一部をJBICが保証します。
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BNDESは、ブラジルにおいて長期事業資金の供与を担う唯一の政府系金融機関であり、ブラジル経済の持続可能な発展の支援をそのミッションに掲げ、風力発電をはじめとした再生可能エネルギー事業を積極的に支援しています。JBICとBNDESはこれまで、ブラジルの産業投資、輸出振興、インフラ整備事業等に対する融資や技術協力等を通じて約50年にわたり緊密な協力関係を構築しています。
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JBICは2018年7月1日に「質高インフラ環境成長ファシリティ」(以下「QI-ESG」 )*3を創設しました。このファシリティは、再生可能エネルギー分野も含め、地球環境保全目的に資するインフラ整備を幅広く支援することを目的としています。本クレジットラインは、QI-ESGの下で、ブラジルにおける再生可能エネルギー事業に必要な資金に充てられます。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした海外の政府系金融機関などとも連携しつつ、様々な金融手法を活かした案件形成や、リスクテイク機能等を通じ、地球環境保全に向けた取り組みを金融面から支援していきます。
注釈
- *1
2018年7月2日付お知らせ をご参照下さい。
- *2
- *3
2018年6月28日付お知らせをご参照下さい。